次の朝ドラに、オダギリジョーが出演する。演じる役は、その名もジョー。深津絵里演じる主人公の運命を動かす“謎の男”の人生を生きる。
秋にスタートするNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」は、上白石萌音、深津、川栄李奈の3人が主人公。ラジオ英語講座を題材に、祖母、母、娘の3世代100年のファミリーヒストリーが描かれる。
3部作ということで、舞台も岡山、大阪、京都と移り変わる。深津が演じるのは大阪編。18歳まで育った岡山を飛び出して大阪に出てくる主人公・雉真(きじま)るいを演じる。
物語の始まりは1962(昭和37)年。るいはひょんなことからクリーニング店を営む夫妻と出会い、住み込みで働きながら新生活を始める。働き者で店の看板娘となったるいのもとに、ある日オダギリ演じる謎の客が現れる。大月錠一郎、通称ジョー。住所不明、神出鬼没。いつもシャツに同じ汚れをつけて訪れ、背広から下着まで大量の洗濯物を置いていく。つかみどころのない男が、しっかり者のるいの人生にどう絡んでいくかが見どころだ。
オダギリは朝ドラ初登場。脚本家の強い希望で、今回の出演は実現したという。オダギリは「生意気ながら、僕もたまに脚本を書いたりしますが、希望する俳優の方に引き受けてもらえると、この上なくうれしいですし、逆に断られたりすると、絶望のふちに立たされる気分になります(苦笑)。役者冥利(みょうり)みょうりに尽きる言葉を頂いたからには、期待以上のお返しができるよう、全力を尽くすつもりです」とコメントしている。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル